逃れられない死 死に打ち勝ついのち

創世記には、天地創造の経緯(2:4)を入れて、11回系図が書かれています。(5:1、6:9、10:1、11:10、11:27、25:12、25:19、36:1、36:9、37:2)。へブル語では「トルドット」ですが、新改訳聖書では主に「歴史」と訳されています。創世記はこれは使って12に区分することができます。創世記の著者であるモーセは、聖書で完全数をあらわす数字12を使って創世記を区分しました(数字12の例:12族長、12使徒など)。5:1-2は、創世記1:26-27と2:7の繰り返しになっています。5:3以降にはノアに至るまでの10代の系図が記されています。

1 これはアダムの歴史の記録である。神は人を創造されたとき、神に似せて彼を造られ、2 男と女とに彼らを創造された。彼らが創造された日に、神は彼らを祝福して、その名を人と呼ばれた。3 アダムは、百三十年生きて、彼に似た、彼のかたちどおりの子を生んだ。彼はその子をセツと名づけた。4 アダムはセツを生んで後、八百年生き、息子、娘たちを生んだ。5 アダムは全部で九百三十年生きた。こうして彼は死んだ。6 セツは百五年生きて、エノシュを生んだ。7 セツはエノシュを生んで後、八百七年生き、息子、娘たちを生んだ。8 セツの一生は九百十二年であった。こうして彼は死んだ。9 エノシュは九十年生きて、ケナンを生んだ。10 エノシュはケナンを生んで後、八百十五年生き、息子、娘たちを生んだ。11 エノシュの一生は九百五年であった。こうして彼は死んだ。(創世記5:1-11)

救い主イエスの系図には、カインではなく殺されたアベルの代わりに生まれたセツが選ばれました(ルカ3:38)。神はご自身が語ったみことば成就のための準備を始められたのです。「わたしは、おまえと女との間に、また、お前の子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、お前の頭を砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく。」(創世記3:15)

3-6節は、4:25-26の繰り返しになります。ここに登場する人物は皆恐ろしいほどの長寿ですが、これはノアの洪水によって今日とは全く違った自然環境になったと考えられるので、この長寿は神話であるとみなす必要はありません。現代人の寿命を基準にして当時の寿命を評価するのは違うと言えるでしょう。これから後に来る千年王国では、この時のように長生きできる自然環境に変わるでしょう。

20 そこにはもう、数日しか生きない乳飲み子も、寿命の満ちない老人もない。百歳で死ぬ者は若かったとされ、百歳にならないで死ぬ者は、のろわれた者とされる。21 彼らは家を建てて住み、ぶどう畑を作って、その実を食べる。22 彼らが建てて他人が住むことはなく、彼らが植えて他人が食べることはない。わたしの民の寿命は、木の寿命に等しく、わたしの選んだ者は、自分の手で作った物を存分に用いることができるからだ。(イザヤ書65:20-22)

しかし、ここでの問題は、いかに長生きする人間でも必ず死ぬということです。「こうして彼は死んだ」と5節、8節、11節に書かれています。現代人は医療の発達によって長生きできるようになり、今は人生100年時代と言われます。そのことは本当に感謝ですが、人は誰でも必ず死ぬ存在であることを覚える必要があります。誰一人死を逃れることはできません。あなたはちりだから、ちりに帰らなければならない(創世記3:19)。

そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして死が全人類に広がったのと同様に、—それというのも全人類が罪を犯したからです。(ローマ人への手紙5:12)

そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように、(へブル人への手紙9:27)

でも私たちにはイエス・キリストにあって希望があります。イエス・キリストを通して、死に打ち勝ついのち、永遠のいのちが与えられます。それは、罪が死によって支配したように、恵みが、私たちの主イエス・キリストにより、義の賜物によって支配し、永遠のいのちを得させるためなのです。(ローマ人への手紙5:21)

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投稿者:canaan

首都圏で10年間牧師をしていましたが、現在は地方のキリスト教会で牧師をしています。旅行会社と農場の経営もしています。私自身が様々なことばで力づけられてきたので、希望に満ちたことばをお伝えしたいと願っています。I used to be a pastor in the metropolitan area for 10 years, but now I am a pastor at a local Christian church. Also I run a travel company and farm. I myself have been empowered by various words, so I would like to convey the hopeful words. 

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