いったいこれはどうしたことか! 使徒の働き 2:1-12(聖書)

キリスト教3大祭りは、クリスマス、イースター、そしてペンテコステ(聖霊降臨祭)です。世界で最初の教会共同体、エルサレム教会はペンテコステによって誕生しました。ペンテコステに何が起こったのでしょうか?

1 五旬節の日になって、みなが一つの所に集まっていた。2 すると突然、天から、激しい風が吹いて来るゆな響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。3 また、炎のような分かれた舌が現れて、ひとりひとりの上にとどまった。4 すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。5 さて、エルサレムには、敬虔なユダヤ人たちが、天下のあらゆる国から来て住んでいたが、6 この物音が起こると、大ぜいの人々が集まって来た。彼らは、それぞれ自分の国のことばで弟子たちが話すのを聞いて、驚きあきれてしまった。7 彼らは驚き怪しんで言った。「どうでしょう。いま話しているこの人たちは、みなガリラヤの人ではありませんか。8 それなのに、私たちめいめいの国の国語で話すのを聞くとは、いったいどうしたことでしょう。9 私たちは、パルテヤ人、メジヤ人、エラム人、またメソポタミヤ、ユダヤ、カパドキヤ、ポントとアジヤ、10 フルデヤとパンフリヤ、エジプトとクレネに近いリビヤ地方などに住む者たち、また滞在中のローマ人たちで、11 ユダヤ人もいれば改宗者もいる。またクレテ人とアラビヤ人なのに、あの人たちが、私たちのいろいろな国ことばで神の大きなみわざを語るのを聞こうとは。」12 人々はみな、驚き惑って、互いに「いったいこれはどうしたことか」と言った。(使徒の働き 2:1-12)

五旬節は、ユダヤにとって大きな祭りで、収穫の初穂を神に捧げる収穫の祭りでした。同じように、五旬節は、教会にとって、人々の救い=霊的な収穫の始まりを象徴していると言えます。この日に神である聖霊が下って来られ、教会が誕生しました。

イエスが天に昇って行かれる前に、弟子たちに命じられたことは、大宣教命令でした。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」(マルコの福音書 16:15) 弟子たちはどのように感じたでしょうか。不可能と思ったのではないでしょうか。確かにそれは人間の力でするのは無理でした。しかし、イエスは命令と共に約束を与えていました。それが使徒の働き 1:4,5に記されています。 「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受け(ます)」 1:8 「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。

弟子たちはイエスがされた約束、聖霊のバプテスマ、聖霊の力を待ち望みました。どのようにして待ったのでしょうか。彼らは祈り会をしたのです(使徒の働き 1:14)。でも一週間経っても約束は成就せず、聖霊は下って来られませんでした。何の兆候もありませんでした。彼らは諦めたくなったでしょう。しかし、祈り会を続けました(使徒の働き 2:1)。すると、どうでしょう。祈り始めて10日目に、突然、何の前触れもなく、聖霊が下って来られたのです。神ご自身であられる聖霊、三位一体の第三位格であられる聖霊が注がれました。私たちも祈るのを諦めてはいけません。聖霊は突然来られ、リバイバルは突然起こるからです。

聖霊は目に見えません。しかし、しるしを持ってご自身を現わされることがあります。2000年前のペンテコステの出来事がそうでした。聖書は聖霊のことを、様々に表現しています。鳩、ぶどう酒、油、息、雨、風、火などです。しかし、もちろんこれらが聖霊なのではありません。聖書では聖霊の象徴としてこれらが用いられているわけです。今日は3つ見ていきましょう。

①風(2節)

風は目に見えませんが、音を聞くことができます。聖霊は目に見えませんが、様々な働きを通して私たちは聖霊の存在を認め、知ることができます。ペンテコステの時、台風のような強い風が吹き、大きな音がしたのでしょう。人々は音が発生した場所に集まりました(2:6)。預言者エゼキエルは「息よ。四方から吹いて来い」と預言しました。聖霊の風が吹くように祈り求めましょう。それは聖霊の臨在として私たちの体で感じることができるものです。

風は思いのままに吹く」とヨハネの福音書3:8に書かれています。これはイエスがニコデモに言われたお言葉です。聖霊には人格があるので、好き嫌いがあります。ご自身が好む所に吹かれます。自らを低くした謙遜な人、祈って神の助けを求めている人に向かって、天からの風である聖霊が吹いて来てくださいます。

(3節)

聖霊の最初のしるし(風)は耳に聞こえるものでしたが、2番目のしるしは目に見えるものでした。

彼らはこの時、バプテスマのヨハネがイエス様について預言していたことを思い出したに違いありません。「私は水であなたがたにバプテスマを授けています。しかし。私よりもさらに力のある方がおいでになります。私などは、その方のくつのひもを解く値うちもありません。その方は、あなたがたに聖霊と火とのバプテスマをお授けになります。」(ルカの福音書 3:16)

旧約聖書でも火は神の臨在を現しました。エジプトを脱出したイスラエルの民を導いたのは、昼は雲の柱、夜は火の柱でした(出エジプト記13章)。

炎には照らし出す働きがあります。聖霊は、私たちの暗闇、自分自身でも気づかない隠れた罪を露わにされます。三浦綾子さんは、「罪の本質は、それが罪だと自覚しないところにある」と書いています。本人がそれを悪いことだと気づかず、むしろ自分は正しいと自負している、まさにそこに罪の本質があります。罪の自覚を通して、私たちは悔い改めに導かれます。それが聖霊の働きです。

また炎には精錬する働きがあり、私たちの内側の不純物を取り除きます。神の御霊に反抗する自我を砕き、肉の思いと罪を焼き尽くそうとします。

そして聖霊の炎は私たちの冷たい心、冷めたなまぬるい信仰生活、教会生活を燃やします。自分の信仰の成長に対して、イエス様に対して、教会の働きに対して、日本と世界に対して、新たな情熱を持ち始めます。

聖霊の火が天から下ってくるには、まずイエス・キリストの十字架の血が必要でした。血が火に先行します。犠牲の血、犠牲の捧げ物がはじめにきます。旧約の祭壇がそうでした。まず人間の罪のために動物の血が神に捧げられ、それから神の応答として天から火が下ってきました。

聖霊の注ぎによって弟子たちは他国の言葉(異言)で語りました(4節)。異言は本来神から与えられる超自然的な言葉(聖霊の賜物)ですが、この時の異言は世界宣教に用いられる異言、言葉となりました。

聖霊の風によって大きな物音が起こって、大勢の人々が集まっていましたが、彼らは、イエスの弟子たちが、それぞれ自分の国の言葉で話すのを聞いて、驚きあきれてしまいました(6節)。そして人々は皆、驚き惑って、お互いに「いったいこれはどうしたことか」(12節)と言い合ったのです。

「いったいこれはどうしたことか!」と自分が驚く、教会が驚く、地域の人々が驚く、こういうことが起こる必要があります。何も特別なことが起こらないというのは、確かに混乱はないかもしれませんが、でも決して良いことではありません。何かが起こる必要があります。私たちの人生に、教会の働きに、そしてこの国日本に、世界に。そのために大事になってくるのが、聖霊の注ぎです。聖霊の風が吹いてくるように、聖霊の火が下ってくるように、聖霊の賜物が与えられるように、そしてリバイバルが起こるように祈りましょう。

イスラエルでは初めの雨、後の雨が降ります。秋の雨と春の雨。ペテロは14節からの説教でこのペンテコステ(聖霊の注ぎ)を説明しますが、これはヨエル書の預言が成就したと説教しました(16節)。ヨエル書2:23にはこのように書かれています。主は、あなたがたを義とするために、初めの雨(秋の雨)を賜り、大雨を降らせ、前のように、初めの雨と後の雨(春の雨)とを降らせてくださるからだ。初めの雨は2000年前のペンテコステに成就しました。後の雨はこれからです。今、聖霊の働きは急速に回復し、世界宣教は前進しています。今、ポツポツと後の雨が降り始めていると私は信じています。そしてこれから神の時に本格的な「後の雨」が降ります。聖霊の圧倒的な注ぎが来ます。その時に魂の大収穫(人々の救い)とイスラエルに救いの業が起こります。

将来、神の憐れみによって日本にも他の国々で起こっているのと同じような聖霊の注ぎが来ると信じています。目を覚まし、へりくだり、あきらめないで祈り、信仰を持って聖霊の注ぎとリバイバルを求めていきましょう。

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投稿者:canaan

埼玉県で10年間&北海道で10年間牧師の働きをしました。現在は神奈川県の教会で協力牧師をしています。私自身が様々なことば(特に聖書のことば)で力づけられてきたので、希望に満ちたことばをお伝えしたいと願っています。I used to be a pastor in Saitama prefecture for 10 years and Hokkaido for 10 years. Now I am a cooperating pastor in Kanagawa prefecture. I myself have been empowered by various words(especially Bible ), so I would like to tell the hopeful words. 

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