神と共に歩んだエノク

12 ケナンは七十年生きて、マハラルエルを生んだ。13 ケナンはマハラルエルを生んで後、八百四十年生き、息子、娘たちを生んだ。14 ケナンの一生は九百十年であった。こうして彼は死んだ。15 マハラルエルは六十五年生きて、エレデを生んだ。16 マハラルエルはエレデを生んで後、八百三十年生き、息子、娘たちを生んだ。17 マハラルエルの一生は八百九十五年であった。こうして彼は死んだ。18 エレデは百六十二年生きて、エノクを生んだ。19 エレデはエノクを生んで後、八百年生き、息子、娘たちを生んだ。20 エレデの一生は九百六十二年であった。こうして彼は死んだ。21 エノクは六十五年生きて、メトシェラを生んだ。22 エノクはメトシェラを生んで後、三百年、神とともに歩んだ。そして、息子、娘たちを生んだ。23 エノクの一生は三百六十五年であった。24 エノクは神とともに歩んだ。神が彼を取られたので、彼はいなくなった。(創世記5:12-24)

この系図には、「こうして彼は死んだ」と何度も書かれていて、アダムの子孫としての人間の運命が描かれています(5:5,8,11,14,17,20,27,30)。しかし、ここで死を経験しなかったエノクが登場します。

信仰によって、エノクは死を見ることのないように移されました。神に移されて、見えなくなりました。移される前に、彼は神に喜ばれていることが、あかしされていました。(へブル人への手紙11:5)

旧約聖書中に、死を経験しないで天に移された例外的な人物がもう一人います。それはエリヤです。こうして、彼らがなお進みながら話していると、なんと、一台の火の戦車と火の馬が現れ、このふたりの間を分け隔て、エリヤは、たつまきに乗って天へ上って行った。(Ⅱ列王記2:11)

エノクとエリヤは、主イエスが空中再臨される時に起こる、教会の携挙のひな型です。主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。それからキリストにある死者が、まず初めによみがえり、次に、生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです。このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります。(Ⅰテサロニケ4:16,17)

エノクはあまりにも神に近く歩んだので天に移されましたが、そんな彼も65歳までは、神と共に歩んでいませんでした。何が転機になったのでしょうか。それはメトシェラの誕生です。メトシェラには、「彼が死ぬとそれ(裁き)が送られてくる」という意味があり、預言的な名前です。それを転機として、エノクは神と共に歩む人生へと変革されていったのです。彼は預言的活動も始めました。

アダムから七代目のエノクも、彼らについて預言してこう言っています。「見よ。主は千万の聖徒を引き連れて来られる。すべての者にさばきを行い、不敬虔な者たちの、神を恐れずに犯した行為のいっさいと、また神を恐れない罪人どもが主に言い逆らった無礼のいっさいとについて、彼らを罪に定めるためである。」(ユダ14,15)

神と共に歩むとは、どこか人里離れた遠くへ行かなければできないということはありません。日常生活の中でもできます。エノクには妻子がいましたし、神の裁きとしての洪水をひかえていた神と敵対する時代に生きていたので、神と共に歩むには難しい環境にあったことは想像に難くありません。しかし、エノクは神と共に歩むことを選び取ったのです。

その頃の社会は、大家族制度で共同生活をしていました。930歳まで生きたアダムは、エノクが生まれた時、622歳でまだ生きていました。アダムが死んだのは、エノクが308歳の時です。アダムの子孫として生まれたこの家族には多くの罪と問題があり、エノクは本当に苦労したと思います。

私たちも自分がいる場所、遣わされている所には様々な問題があると思いますが、他の人のことはさておいて、自分自身が神と共に歩むことを選び取っていきましょう。

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投稿者:canaan

首都圏で10年間牧師をしていましたが、現在は地方のキリスト教会で牧師をしています。旅行会社と農場の経営もしています。私自身が様々なことばで力づけられてきたので、希望に満ちたことばをお伝えしたいと願っています。I used to be a pastor in the metropolitan area for 10 years, but now I am a pastor at a local Christian church. Also I run a travel company and farm. I myself have been empowered by various words, so I would like to convey the hopeful words. 

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