人生100年時代の戦略

長寿化を恩恵にするためには、古い働き方と生き方に疑問を投げかけ、実験することをいとわず、生涯を通じて「変身」を続ける覚悟をもたなくてはいけない。(「100年時代の人生戦略」 リンダ・グラットン&アンドリュー・スコット著)

著者は「これから訪れようとしているのは、スキルの価値が瞬く間に変わる時代だ。そういう時代には、手持ちのスキルでよしとせず、新しいスキルの習得に力を注がなくてはならない。、、、長寿化は、私たちに多くの可能性と多くの時間をもたらす。、、20世紀には、人生を三つのステージにわける考え方が定着した。教育のステージ、仕事のステージ、そして引退のステージである。、、、これからの数十年で、労働市場に存在する職種は大きく入れ替わる。古い職種が消滅し、新しい職種が出現するのだ。」と書いています。

著者の二人の専門は、経済学と心理学です。彼らはこのように述べています。「この二つの視点は、互いに相容れないものではない。むしろ、100年ライフが到来することの影響を理解しようと思えば、両方の視点を統合する必要がある。、、、よい人生を送りたければ、よく考えて計画を立て、金銭的要素と非金銭的要素、経済的要素と心理的要素、理性的要素と感情的要素のバランスを取ることが必要とされる。」

著者たちは、今後は3ステージの人生に代わってマルチステージになり、人生で多くの移行を経験するようになるので、3ステージの人生ではなく、新しい人生の設計を考えることが大事であることを私たちへ伝えています。

100年ライフに備えるためには、2種類の資産のバランスを取ることが欠かせない、とのことです。無形資産と有形資産です。主な無形資産は、生産性資産(仕事で成功するためのスキルと知識)、活力資産(肉体的&精神的な健康)、変身資産(柔軟性)の3つで、主に目に見えない資産です。自分への投資を怠らないこと、体と心の健康に気を配ること、いつでも変わる勇気を持つことです。有形資産は主に目に見えるお金です。両方の資産を増やしていくことが求められています。目に見えないものも目に見えるものも大切です。どちらだけに傾いても100年時代の人生戦略には不十分であることを覚えたいです。

人生がマルチステージになるということは、何歳であっても常にチャレンジ精神が必要ですし、冒険者であることが重要であると教えられます。

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投稿者:canaan

埼玉県で10年間&北海道で10年間牧師の働きをしました。現在は神奈川県の教会で協力牧師をしています。私自身が様々なことば(特に聖書のことば)で力づけられてきたので、希望に満ちたことばをお伝えしたいと願っています。I used to be a pastor in Saitama prefecture for 10 years and Hokkaido for 10 years. Now I am a cooperating pastor in Kanagawa prefecture. I myself have been empowered by various words(especially Bible ), so I would like to tell the hopeful words. 

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