英語の勉強は、reading(読む)、writing(書く)、hearing(聴く)、speanking(話す)の4つあると思いますが、大きく分けると、input(入力)のreaningとhearing、output(出力)のwritingとspeakingの2つです。
readingは英語の語順で読むのが大切で、前に戻らずに読み進めることによって、英語の思考力を身につけることができます。英語の思考力が身についてくれば、英語が上達していくでしょう。
英米人は、まず結論を言います。昨日の文章で言うと、I have a dream と。私は持っている。夢を。そしてどのような夢かを説明します。日本語だと最後まで読まないと、夢を持っているのか夢を持っていないのかが分かりません。なぜなら、動詞が最後にくるからです。日本語の場合は、文章を最後まで読まないと結論が分かりません。しかし、英語は最初に結論が分かります。ここがポイントです。英語のほとんどの文章が主語+動詞で始まります。これが大原則です。まずこれをおさえて、誰が(何が)どのような動作をしているのかを把握することが重要です。これは同じinputのhearingにも適用することができます。まずは全てを聞き取ろうとするのではなく、主語+動詞の部分だけを聞き取ることに全力を傾けるのがいいと思います。あとは動詞の次に来る語です。I have a dream だと a dream の部分です。これは目的語です。私は持っています、と聴けば、次に私たちは、何を持っているのだろうと考えると思います。持っているのは夢です。そしてどのような夢であるかを説明していきます。
昨日紹介したキング牧師の演説の文章を再び引用します。
I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.
私は、私の幼い4人の子供たちが、いつの日にか、肌の色ではなく、人格の中身によって評価されるような国に生きる、という夢を持っています。
極端に言えば、dream(夢)以下は聞き取れなくても大丈夫です。少なくともキング牧師が夢を持っていることは分かりますので。そのように他の部分は聞き取れなくても、文章の中心部分(主語+動詞)だけは聞き取ろうと集中して英語を聴いているうちに、英文の構造を理解できるようになっていくでしょう。
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